カテゴリー「ボタニックガーデンニュース」の記事

2007年11月24日 (土)

とある日のレインフォレストエリア

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シンガポール植物園のレインフォレストエリアの園路が封鎖され、園路をボードウォークに作り変えるための工事が始まったそうです。

8月にシンガポールに遊びに行ったときにはすでにいつも歩いていた園路は閉鎖され、巨大な閉め殺しの木を見ることもできなくなっていました。

でも歩ける部分も…ってことで友の会の友人が歩いているのに合流。3

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植物園のレインフォレストエリアは、かつてシンガポールを覆っていた熱帯の原生林の貴重な名残りです。

そして密集した都会の真ん中にあっては、植物や動物たちの大切な避難場所になっています。

保護計画に沿って、現在のコンクリートの園路を立ち上がった形のボードウォークへと作り変える予定です。

ボードウォークに作り変えることによって、森の状態は改善され、植物や動物たちに、成長したり生息したりする空間を与えることができるでしょう。(TOMの超意訳)

ってな感じで閉鎖されてるわけなんだけど、残ってるエリアで8月2日に見たものをアップ。

いやー、わからない。いつものことだけど。

わかりません。

「これ○○だーーー」とわかる方がいらしたら、お願いです。教えてください。

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まずは上の方で咲いていたピンクの花。なんだ?わかりません。でも可愛いわぁー!

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そして落ちていた白いラッパ状のお花。何?どこで咲いてるの??

わからなーい!見えない!

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アカネ科の仲間???

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落ちていたのはこのエンタダちゃんのアーチのあるあたり。

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こんな花びらみたいな赤いのも落っこちてた。何かのホウかなんかかな?

これもどこから落ちてきたものやら?

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日本でよく見られる形に似たカタツムリ発見。シンガポールではアフリカマイマイの方が普通に見られるので、こういう形のカタツムリちゃんはちょっと珍しいのだ…。

ってなわけで、よーーーく知ってるはずの植物園のレインフォレストでさえも謎が果てしない。これが本当の大きなレインフォレストだったら、どんなにたくさんのものが隠されているだろう?と思うとドキドキしてしまいます。

文明の中で暮らしていると、目に見える美しさがすべてのように感じがちになります。目に入るものがバランスが取れていないと、あるいは美しくないと、とるに足りないものだと自分のものさしで図ってしまいがちです。

ガーデンデザイナーとして植物を見ていたころの自分がそうだった気がします。

今回紹介した植物園のレインフォレストエリアは何の説明も受けなければただの緑のまとまりでしかありません。昔の自分だったらその中にドキドキを、あるいは心にどーーんと来る感動を見出すことはできなかっただろうと思います。

本当に貴重なもの、美しいものって何なのでしょう?

日本に帰って、前の生活に戻っただけなのですけど、身の周りの緑を見る目がまるで変わってしまっていることに気が付きました。さてさて、この日本の中で、どんなふうに植物と向きあっていけばいいのでしょう?自問自答しながら冬への季節を過ごしています。

では。

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2007年11月 3日 (土)

シンガポール植物園のキッズガーデン

シンガポールの植物園ガイドグループで(それ以外にも)とってもお世話になった、熱帯樹さんから、「シンガポール植物園のキッズガーデンがようやくオープンしたよー」との連絡をいただきました。

夏に遊びに行ったときにはまだオープンしていなくて、外から指をくわえて見ていてとっても悔しがったTOM。熱帯樹さんがホームページにもアップしたよと教えてくれたので、皆さんにも情報のおすそ分けです。

熱帯樹さんがキッズガーデンについてあっぷしてくれた記事。

シンガポール植物園の新子供ガーデン

このホームページはシンガポールに住んで○十年。ものすごーくシンガポールに詳しい熱帯樹さんが、お友達のホームページに間借りして時々アップしている「南国ものがたり」というシリーズの1つです。

熱帯樹さんの南国ものがたり

そのお友達が作っていらっしゃるのはこちらの「シンガポールで見つけた南国の花」というページ。

なるほどー!と思うこともいっぱい。ぜひぜひ遊びに行ってみてください。

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2007年2月15日 (木)

ボタニックガーデンニュース2006.2.14

昨日、2月14日にシンガポール植物園を歩いてきて見つけたもの。今のうちだよー。見に行っておいで!

まずは、ヒスイカズラ。

Strongylodon macrobotrys

ジェードバインとも言うね。国立ラン園のタンフーンシアン ミストハウスから階段を2段上がって右側のアーチのところにいっぱいヒスイカズラが今咲いています。こんなに一度にいっぱい咲いているのは本当に珍しいです。新しいつぼみも出てきていました。花が咲いてしまうと数日の命です。いっぱいどころか、咲いていないことが多いんです。お見逃し無く。

ヒスイカズラの過去の記事はこちらです。 友人のまゆりさんのシンガポールスケッチダイアリーの記事もどうぞ

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シンフォニーレイクのコーナーハウス側を歩いていたらこんな翼の付いたタネがいっぱい落ちていました。指の太さと比べてみてください。小さいです。1cmありません。

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でも形はマレーターミナリアのタネにとてもよく似ているように思います。ターミナリアの仲間かなと思って調べましたが、よくわかりませんでした。

ね、いっぱいでしょ。

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木はどこにあるんだろう?と思って探索。コーナーハウスの庭側の脇にありました。名札がなかったので、全然わかりません。

知ってる人がいたら教えてください。

   

なーんか気になる感じがして、ブッダナッツの木の下へ行ってみました。

Pterygota Alata

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見つけたよ。お花。

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今、落ちています。外側が茶色なので、芝生に落ちていても目立たないけど、よく見れば、いっぱい落ちています。

雄花と雌花の違いがわかる写真が欲しいなーと思っていたけど、これでゲット。やった!近日中にアップします。ふふふ…。あー、幸せ!

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お花がどんなふうに木にくっついているんだろうと思って見上げたけど、何しろ高い木で全然見えませんでした。カメラで最大望遠で撮ったのがこれ。なんとなくお花の形が見えるけど、付き方とかまではわからないですねぇー。残念。

ブッダナッツの記事はこちらです。面白いよ!見てね!

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