カテゴリー「フタバガキ」の記事

2007年9月11日 (火)

ホペアの実

4 Hopea wightiana

7月にyataさんの写真を貸して貰ってアップしたホペアの花。実がなったそうです。実の写真もお願いしたらyataさんが快く提供してくださったのでアップです。

花が咲き終わった直後の様子が左の写真。5枚のガクのうち2枚だけが長く伸びているのが分かりますね。で、大きくなるとこうなります。

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ね、2枚が伸びているでしょう?

樹木本体から離れると、種の方が重たいのでタネが下になって、羽子板の羽のようにクルクル回りながら高い木の枝から落ちてきます。

フタバガキ科のホペアちゃんの仲間の実の紹介でした!

お花の写真はこちらだよ!

フタバガキ科 Dipterocarpaceae

原産地:インド

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yataさん、ありがとう!!

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2007年9月 8日 (土)

ショレアの花

Shorea roxburghii

8月はほぼ1ヶ月古巣のシンガポールで過ごしたTOMです。

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8月23日にシンガポール植物園のタングリンゲートから入ってスワンレークに向かって歩いていたところ、上から何かがポトリポトリ。

「???」

白いお花です。何だこれ?花びらの先っちょが不整形で、何か違和感がある、でも見たことがないお花。

早速、樹名札を見に行って、思わず「そんな馬鹿な…」とつぶやいてしまいました。

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そこにあったのはこんなん。

ショレアちゃん?ショレア・ロキシブルグアイです。

確かショレアのお花はこんな形じゃなかったはず…。…え?

って思って上を見上げたら、犯人がいました。

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リス君です。

左の写真は別の時に撮った写真。何しろ植物と違って動くからなかなか写真が撮れないのよ。

で、このリス君がショレアの木の上で今が盛りのお花をちぎっては投げ、ちぎっては投げ…をしていたのでした。

そのときに花びらを食べているのか、蜜を食べているのかわかりませんが、とにかくお花の先っちょはちぎられて、こんな形のお花の残骸が次から次へと落ちてきていたわけ。

上を見上げると今が盛りのお花がいーーーっぱい咲いていました。

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さらに周りを探すとちゃんとしたお花も落ちていました。

そうよ、これこれ。ショレアちゃんのお花。

5枚の花びらが風車みたいにちょっとひねった形にくっついてるの

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お花の1つを拡大。かわいい!

昔書いたフタバガキの記事に同じショレア属のブラクテオラータちゃんのお花の写真を載せています。比べて見てね。

リスが落としたお花を横と後ろから見たところ。ショレア属の仲間は実の羽が3枚残るんだけど、咲いているときから、何となく3枚が大きめでもう実になる時の準備をしてるって事が想像できるところが面白かった。

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あと、香りが思ったよりもずっと強くて、落ちたお花に鼻を近づけてもよく香るし、風向きによっては歩いていてもふわぁーーと香ってきます。これなら赤や黄色でなくても虫は気がつくわ。(リス君も…??)

普通に落ちているお花はメシベやガクを本体の木に残して落ちるので花びらだけが落ちてるんですが、今回はイレギュラーでリス君が無理やり落としたものなので、メシベやオシベ付き。中を覗いてみました。

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いやぁーー。オシベの形が面白い!!!軸に近いほうでカップ状になってる部分がの部分かな?そこから赤い紐みたいなのが伸びています。なんじゃ、これ?虫を誘い込む為の仕掛けの一つかしら??

ついうっかり木の全体の様子とか葉っぱの様子とか撮るのを忘れました。そのうちフタバガキの本を作るからその本で見てね!

同じショレア属の仲間の沙羅双樹はこちらを見てね。

同じフタバガキ科のホペアの花も見てね。

フタバガキ科 Dipterocarpaceae

原産地: インド、シンドシナ、マレー半島北部

Common name: Temak

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2007年7月28日 (土)

ホペアの花

Hopea wightiana

5シンガポールの自然友の会の友人yataさんがブログで「ホペアのお花がエコエリアで咲いていたよー」と書いていて、とうとうシンガポールではこのホペアちゃんのお花と対面できずに終わってしまったTOMは「写真、ちょうだい!!」っておねだりしたあげく、ブログにも載せさせてくださいってお願いしてしまいました。yataさん、快く受けてくださってありがとう!

もう感動です。嬉しいです。

ということでyataさんの写真を加工してアップです。

ホペアちゃんの属するフタバガキ科は東南アジアでは熱帯雨林の主要な樹種となる、重要な科。このHopea wightianaちゃんはインド出身で、シンガポールやマレーシアの森で見られるわけではないのですが、とにかくお花があんまりポピュラーではないので、お花が写真とは言え、見られてとってもハッピーなTOMなのでした。ふふふふ。学名でネット検索したけど、お花の写真が載ってるページとかほとんどなかったんだよー。フタバガキファンの皆さん、ご堪能ください。

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木を見上げると薄いピンクのお花がいっぱい。

拡大。

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葉っぱも一緒にパチ。3

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枝が落ちていました。こんな感じにお花やつぼみが付いています。

お花の1つ1つを拡大。

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フタバガキ科のお花は5枚の花びらに5枚のガクがあるんだけど、お花が終わった後、ガクの何枚かが残って伸びて、羽根突きの羽のような形の実になります。

その実になっても残るガクはお花の時から長いんだって。見て!

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そしてこちらはお花が終わった後の実の赤ちゃん。おおーー、2枚のガクが残ってるよ!

このガクがスルスルと伸びていって、乾燥すると、羽根突きの羽のようになって、高い木の上からクルクル回って落ちてきます。

下の写真は色々なフタバガキ科の植物の実をまとめて写真にしたものです。羽が2枚のもの、3枚のもの、5枚のもの、大きいもの、小さいもの色々あるでしょう?

フタバガキ科 Dipterocarpaceae

原産地:インド

シンガポール植物園のホペアのページ

フタバガキ科について以前TOMが書いた記事←こちらもついでにご覧下さい。

同じフタバガキ科に沙羅双樹があります。こちらもどうぞ!

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